2015年9月10日木曜日

BRM905PBP600km

初挑戦の600kmブルベはParis -Breast-Paris ならぬ,Pippu-Betsukai-Pippu のPBPという,素敵な名称のブルベでした.
上川地方から釧路地方まで往復する・・・道民でもわかりづらい距離感ですが,とにかく遠いと言うことだけはわかります.


参加人数は,こんなにも壮大な企画なのに,アットホームな15人.いやが上にも気分は盛り上がります.
天気は前日まで雨模様で,幸いにも出発日からは晴れ.
ブルベ参加の第一関門は,朝早いスタート時間.遊湯ぴっぷに前泊して,朝3時起き,寝坊すること無く,集合,5時スタート.

登り基調ですが,なんとなく体調がよくない感じ・・・わかりました.いきなりですが眠いのです.日常生活でも朝食後の午前中に眠くなることがあるのです.なんとかごまかしながら,浮島トンネル手前で,M田先生に追いついて合流し,下ります.滝上の第1PC.
参加者の方々,企画されたK林さんなどとわきあいあい.天気もよい.
こんな廃墟があちこちに点在している 夜ならかなり怖いでしょう
次に向かう鴻之舞は,過去に金がでる鉱山ですごく賑わったところと初めて知りました.しかし,いまは誰も住むものはなく,道路の左右に点在する遺跡?が,おどろおどろしい雰囲気を漂わせています.おまけになぜか,路上には無数のバッタ.どこまで行ってもバッタ!をふみまくり.
見えないかも知れないが,路上に無数のバッタ

どうも雲行きが怪しくなってきて,行く手には,「手前はドライだけど,ある地点から向こうはウエットになっている道路」がみえる.つまり,あそこは天気の変わり目.
これは雨区間から晴れ区間にでたところ
案の定,ウエットゾーンに入ったとたんに豪雨にみまわれる.天気予報の嘘つき.まぁ,山の中だし,ゲリラ豪雨的なものだから,そのうちやむでしょと,まだ楽観的でした.
降ったりやんだりしながら,エンガルのPC.セブンイレブンのドーナツ・・・まずかった.

望岩




ここから山を二つ越えて北見・端野へ.
新佐呂間トンネルは4000mもある長すぎるトンネルですが,「自転車はここを走って下さい」的な線が引いてあって,意外と走りやすかったです.
この白線の左側にちょうど自転車1台分のスペースが
トンネルを越えると,雨が小降りになり,むかーしからある端野のスキー場の横から39号線へ.
上空には真っ黒な雲があいかわらず垂れ下がっていて,まるで無数の「バルンガ」に北見地方が襲われているかのようです.


どうも,キューシートとサイコンの距離が合いません.この時点で2kmくらいずれている,はて.
そういえば,今回のブルベ参加直前に,念のためメーターの電池を替えたときにタイヤ周長の設定を間違えたのかも知れない・・
事の真相は,慌てて設定した時に画面に出た「700c」で設定したのですが,どうもそれではいけないらしく,700×23cにあたる”210”を入力しなければいけないようでした.ちゃんとマニュアルを見ましょう.反省.

R39を通って美幌に向かいます.再び雨が強くなってきました.
この道路は中学三年生の時に,美幌から北見の学力増進会まで,バスで通った道です.中島みゆきの詩集の文庫本を読んでいた,暗く,せつない子どもでした.

真ん中奥の赤い屋根が日甜の製糖工場
美幌が近づくと,父の職場だった日甜の工場が見えます.その向かいにある,美幌北中学校.すでに建て変わっており,掃除当番で石炭をくべに行ったあの木造校舎はありませんでした.
ちょっと寄り道して,住んでいた日甜社宅と30年ぶりにご対面.これで,今回のブルベの目的の1/3くらいは果たせました.
社宅
かすかにしか憶えていない美幌市街地を通って,第3PC.イートインのあるセイコマ.雨で寒かったのでお弁当をがっつり食べました.
ここまで雨だと,誰かを恨みたくなります.なぜか企画者のKハヤシさんを・・・次に考えるのは,自分が何か悪いことをしただろうかと.理論的では無いのですが,疲れなのかついつい考えていまいます.

雨の中,美幌峠アタック開始.車でしか通ったことが無い峠を自転車で登るのは楽しいです.30年前は美幌峠の頂上にアイヌの方がいましたね.
平均勾配は4%程度なのですが,後半は斜度がきつくなって,思ったより大変でした.雨も降り続いていて,夕闇も迫ってきて,不安が募ります.
美幌デュアスロンで,このきつい斜面を自転車で2周もするなんて,信じられません.

美幌峠頂上に着く頃には少し空が明るくなって,パノラミックな景色を楽しむことができました.峠を越えたら一気に天気が・・・・変わることは無く,ウエット路面のダウンヒル,屈斜路湖畔も雨の中~.
陽が落ちて,本格的なナイトランへ.道路がガタガタしていて,夜間走行はスピードが出せません.
弟子屈に宿を予約してあるので,やたらと急ぐ必要が無いのですが,そうは言ってもあんまり遅い時間に宿に入るのも迷惑だろうから,もうひとがんばりです.
夜になってから雨はやんできたので,冷え込むことはありませんでした.意外とアップダウンがある道を走って別海の第4PCのセブンイレブンへ.田舎で夜なのに,ものすごく賑わっていたコンビニでした.自衛隊員が,迷彩服のままビールを買っていたのが,すごく印象的でした.
ウエアは走っているうちに乾きましたがソックスはどうにもならないので,ここで買いました.コンビニって本当に便利で助かります.
来た道を引き返して,すれ違うブルベな方々とすれ違いながら弟子屈の宿ペンションニューマリモに到着.長い長い1日目が終了.走行距離はだいたい350kmくらい.着いたのは夜の九時過ぎで,順調すぎるほどの予定通りです.
初めての泊まりブルベにしては,すごく良い展開です.
ムービングハウスという小屋に素泊まりで,一泊2000円なのに,お風呂に入れる充実ぶり.

別海・弟子屈の空には天の川が肉眼で見えるほどの満天の星
 南こうせつの歌が聞こえてきます.ひとりぼっちのキミに降-るのは~

宿のご主人・ご家族も,こんな怪しげな自転車乗りに対しても,本当に親切な方々で感激してしまいました.

さて,寝るにはいいが,何時に起きたらいいのでしょう.
明朝一番の大イベント,津別峠を登ったところで日が昇るのがタイミングとしてはベスト.しかし,夜間走行は,怖いし危険なので,なるべくしたくない.それなりに疲れは取りたい・・・ここは泊まりブルベの経験がないので,難しい・・
2時は早い気がして,3時に起きて出発としました.布団にくるまりあっという間に意識消失,寝坊せずにちゃんと3時に起きられました.


CK1のセブンイレブンで朝食を摂って2日目開始.
弟子屈市街で,いきなり道を間違えてしまいました.グーグルマップで再確認してR241を引き返して,717に入れましたが,思わぬタイムロスしている間に空が白々と明るくなってきました.屈斜路湖畔になったらすっかり,夜が明けてしまいました.

これは,かなりの出遅れと感じつつ,たんたんと津別峠登りますが,誰もいません.10%くらいの斜度が8kmくらい続いて,さすがに疲れます.右に曲がって展望台への道が,またすごい斜度!そこで,本州から参加の女性にお会いできて,さらにY田さんにもお会いできました.
すっかり太陽は昇っていましたが,展望台からの屈斜路湖の眺め,雲海の拡がりは予想以上の絶景でした.
出遅れが幸いして,展望台ではちょうどM田先生の喫茶タイムが始まり,絶景をみながらの美味しいコーヒーをいただくことができました.
いつまでもここでのんびりしていたかったのですが,そうもいかないので,峠を下って次のPCへ向かいます.
早起きして,ヒルクライムして,食事をしたら,当然眠くなります.
今日は天気もいいです.
津別の道路は交通量が少なくてのどかでいいのですが,眠いです.ブルべは深夜でなくても,この眠さとどう折り合うかが,けっこう大事な問題とわかりました.かといって,こんな状況で仮眠もとりたくはない.ちょうど気温が上がってきたので,レインウエアを脱いで,サイクルジャージ+アーム&レッグウォーマーになってます.気分が良くなり,眠気が遠くなりました.
北見に向かい,訓子府でまたも眠くなり,半袖短パンになりました.手足の皮膚に風が刺激して,この上なく気持ちいいです.昨日とうってかわった晴天が嬉しいです.
39号線にでるとひたすらまっすぐな道.向かい風だったので,下ハン持って巡航モード.留辺蘂のPC6すぎて,金華峠をこえて丸瀬布へ.
何年か前にエンガルサンロードのレースで,買い出しに来た丸瀬布のセイコマでプリンを食べて,最終モードへ.
あとは北見峠を越えるだけ,,,っていってもまだ,峠まで40kmくらいあるのよ.

ブルベは最後の100kmの気持ちの持ちようが難しいです.どうしても「あとは帰るだけ」「早く帰って風呂に入ろう」とかしか考えられなくなるので,走行そのものを楽しめなくなってきます.

翌週はツール・ド・北海道が通るそうです.
35kmの登り基調といっても,残り10kmで俄然 峠らしくなってきます.シェルターがあったりして,北見峠は退屈しません.きつい登りだけれど,最後かと思うと,ちょっとしみじみしてきます.
いつのまにやら頂上越えて,あとはひたすら下るだけ.田んぼの中の町道を迷わないように気をつけて走ります.スキー場がゴールってことは,最後に登が待ってるって訳で,その1.3kmの登りが大変でした.

あの山にゴールがある!
機材トラブルも,体のトラブルも無く,無事に600km走破できました.よかったー.楽しかった-.
ずっとコースに付き添ってくれていたK林さんにレシートを確認してもらって,めでたく完了.

お疲れさん
振り返ると,


600km走る間に,なぁんにも考えていませんでした.34時間40分ものあいだに,何か一つでも建設的なことを考えられそうな気がしますが,何にも考えてません.かといって,退屈していたわけでも無い.自転車って不思議です.
ぼくは家でゆっくりしていたよ



2015年7月29日水曜日

Audax Japan BRM725北海道300km新パノラマ

札幌発着,大きな登りを5つこなす後志地方を存分に楽しめそうなコースです.
昨年からAJHのHP見ていて是非参加したかったので,念願が叶いましたが,雨と登りで超厳しかったです.


朝から雨.天気予報も曇り時々雨.気温は高め.
半袖・短パンに上半身のみレインウエア,シューズカバーで出発です.目標は,「24時の前に帰って来たいな」と.
もう一つの目標は,長距離ドライアイ(点状表層角膜炎による目のぼやけ)にSWANSの花粉症用眼鏡の効果があるかを検証することでした.
さとらんどにあつまる,ブルベな人たち. 外は雨.
 AM7時頃,弱い雨の中,さとらんどを出発.市内を抜けて小樽へ.ウォーミングアップの張碓峠は調子よく登れました.雨が上がったので,レインウエアは脱いで,夏らしく半袖・短パンに.
トンネルを抜けての下りでトピーク フロントバッグのアクセサリーであるプラスチック製のマウントバーが外れて,装着してあるライトごと2回も落下してしまい,後続の方に拾ってもらって,その後はヘルメット尾灯のゴム紐を使って固定させました.
張碓峠では元気でした
小樽での1PCから,最初の登りである毛無峠へ.いつも朝里の方の高速道路から行っていたので,小樽市内の「1合目」からは初めてでした.
毛無峠1合目付近はこんな急坂!
 毛無峠は,わりと良いイメージがあるのですが今回はひどかったです.力が全然入らなくて,下半身が自分では無いようです.陽が高くなってきて暑くてクラクラしてきてます.ここ数日,夜も暑くて寝不足だったのかもしれません.さらに,食欲がでなくて,朝食が軽めだったので,これがハンガーノックというものだったのかもしれません.
毛無峠からの眺めはよかった
走っている感じも登っている実感もなく,へろへろと進んでいるだけでした.時速は10kmくらいだっったでしょうか.ドリンク飲みまくって,アイウエアはずして少しでも放熱できるようにして,大福食べて,なんとか足をつかないで毛無山の最高到達点(標高655m)へ.
陸に上がった魚の如く

新しくできた道の駅あかいがわは,あまり魅力的なものが無かったので,トイレだけ.KIYATCHIさんに写真撮影していただきました.
青いアイウエアがSWANSの花粉症用眼鏡
具合悪かったはずですが,写真で見ると意外と元気そうな私
あまりの体調の悪さに,これから4つも峠を上れる自身が無くなって,5号線へ引き返して帰ろうかと思いましたが,それもかっこわるくて悔しい気がしたので,もう少し様子を見ることにしました.
倶知安へむかう樺立トンネルへの登りも,いつもよりなんだかひどく長く,斜度がきつく感じましたが,足を着く前にトンネルにつきました.道路工事の片道制限で止められて,一息つきました.
倶知安のセイコマで,予定外の緊急補給.コーラとおにぎりを胃に流し込み,2本のボトルにドリンクを充填して,3つめのHANAZONOの登りに突入します.

ここはヒルクライム競技本番でしか上ったことが無かったので,一人でじっくり落ち着いて上ると,競技中に見落としていたものが確認できました.農業高校がどこにあるのかようやくわかりました.
コーラのおかげか,体と脚がつながってきた感じがします.坂を登るのはやっぱりつらいけど,自分の脚で登っている感じ,いつもの感じにもどってきました.中盤過ぎてから雨がシトシトからザアザアになってきて,慌ててレインウエアを着込みます.
ブルべに参加して,半袖短パンで走り通せた試しがありません.


HANAZONO頂上付近はまっしろけ
慌てていたので,シューズカバーを忘れてました.シューズの中で足が,靴下がベッチョベチョです.まだお昼くらいなので,このまま半日も足が濡れたままで大丈夫なんだろか,と不安になります.いまからカバーつけても仕方ないし.
頂上まで残り数Kmになり,雲の中で真っ白け.HANAZONOヒルクライムのゴール地点はどこへやら.通過チェックでkiyatchiさんにお会いできて,パワーをもらい,さらに元気が出てきました.
蘭越に向かって下りますが,濃霧で視界がないしWet路面で,おっかなくて少女のように下っていたら,二人連れの方々がシュパーっと華麗に降りて行かれました.
3つの峠を越えたので,あと二つ.
それなら何とかなりそうな気がしてきました.

コーラパワーがまだ効いていて,蘭越のPCではコーヒーのみ飲んで,4番目の新見峠へ向かいます.
実は,すっかりこの道がパノラマラインだと思っていて,それにしては道路が狭いし,うっそうとしていて,自分の記憶違いかと思ってました.このブログを書きながら,勘違いに気がつきました.
いずれにせよ長い登りには違いなくて,10km以上登っていると退屈になってきて,残り距離をひたすらカウントダウンしてしまいます.今回は残り3kmのつらいときに六花亭のまるキャラを食べて,最後までもたせました.雨の頂上がうれしかったです.
共和町の看板が頂上
岩内にむかってダウンヒルが長い.土砂降りになってきて雨粒が大きくなり,目を開けていられません.このつらいばかりの行事(ブルベ)はなんなのでしょうか.でも岩内まで来てしまったら,もう帰りの近道はありません.残り一つになったトーマル峠を越えるしかないので,かえって気が楽になってきました.

神恵内 独特の山の緑
2013年のツール・ド・北海道 2nd Stageで大落車のあったトンネルを通りながら,神恵内村に向かいます.トンネル内の照明はちゃんとついていました.



そして最後のトーマル峠へ登ります.夕方6時前です.明るいうちに越えられそうです.この最後の峠を暗くなる前に下りきる事が,今回のブルべで一番大事な事だったような気がします.
トーマル峠の登りはじめ
登りはじめは,道幅が広いせいか,斜度が緩く感じます.体はすっかり元気になってきて,ご機嫌な気分で沢山あるシェルターをくぐっていきます.中盤過ぎると,やっぱりつらくて,脳内のこり距離カウントダウンです.あと5km,あと3km・・・神戸ショコラ食べて,あと1km.シェルターが多くて,雨がしのげて助かります.景色は雲ばかりで,パノラマとはいきませんでした.
霧と雲でパノラマが見えない
シェルターの中で最後の頂上を越えて,ひとりガッツポーズ.6時半過ぎてますが,まだ明るいうちに下れました.

古平のPC3で生姜入りの甘酒飲んで元気超回復.
雨が小やみになって,ジャージとアンダーウエアを乾かしたいので,レインウエアを脱いで,半袖・短パン+アームカバーにしました.
あと70km,海岸線を通って帰るだけ.追い風でびゅんびゅん進みます.トンネルが多いです.
余市・小樽と距離感がわかりやすい街が続くので気分が楽です.ナイトライドになりましたが,交通量が多くて,明るくて走りやすいです.前回の釧路地方とだいぶん違います.
小樽手前の登りが意外と長くて,ビックリしました.小樽市内は潮祭りで賑わってます.

もうすぐ終わるという「終末効果」なのか,張碓峠で今日一番の元気な感じとなり,その勢いでゴールまで走りきりました!
22時2分着,走行時間は15時間2分の認定となりました.

参加する前は,土地勘のあるコースだし,それぞれ1つずつなら登った事のある峠なので,緊張感皆無でしたが,暑さと雨のなか,5つの峠はあまりにつらかったです.それでも,古平からの追い風高速巡航でウエアもすっかり乾いて,最後には元気になって,目もかすまずに,終わってみれば楽しかったです.
後日のリザルトをみると,エントリー52名のうち,DNS18名になり出走は33名.しかしDNF10名で完走が22名という厳しい結果とのことでした.
へんな眼鏡をかけたおじさん.足が黒くて泥なのか日焼けなのか

SWANSの花粉症用めがねのおかげか,300km走ってもまったく目がぼやけませんでした.おかげで最後まで元気に走れました.受付でいただいたコーラが疲れた体にしみました.
走り応えがありすぎて,来年の出走はちょっと考えちゃいます.

2015年6月30日火曜日

BRM627釧路湿原400km

ランドヌール札幌さんの企画です.釧路から納沙布岬までを往復するという,道東フェチにはたまらないコースです.これは行かねば.

これが400kmブルベ初挑戦です.
300kmを12時間半くらいで走れたので,17時間くらいで走れて24時くらいで帰れるかな~なんて,400kmをめっちゃ甘く見てました.夜間ブルベを甘く見てました.すみません.命の危険まで感じてしゃれになりませんでした.

前泊して,朝6時過ぎ釧路駅に集合.

私をブルベに引き込んだMえだ先生と会うことができました.しかし,先生は夜間バスでかけつけて,フォールディングバイクで出走という私の知らない遙か先の世界に行ってしまっておりました.
Mえだ先生の,知らないメーカーのバイク
Mえだ先生のおかげで,ようやくブルベな人たちとお話できてよかったです.
ブリーフィングでKやさんと不肖私が早めに帰ってくる人という扱いを主催者のYしださんからされて,このことが最後になって私を窮地に陥れるのでした.
Kaba3さんはファットバイクではなく,キャノンデールのディスクでした

エントリー21名という精鋭が集まり,(同日の函館ハーフマラソンは3800名)まずは標茶にむけて出発.塘路湖,シラルトロ湖をみながら釧路湿原を堪能します.
最初の100kmは一度内陸に向かって,標茶から厚岸に向かう,いわばウォームアップ.


厚岸

厚岸の南太平洋に出てからが本番!という雰囲気.独特の低い緑がはいつくばる海岸線とどんより灰色の海を見ながら,東へ,納沙布岬へ向かいます.
Kaba3さんがなぜか車で通り過ぎて行きました.
kaba3さんの登場に驚いて,ポーズとる余裕無し

なんだか,いつもよりやたらと空腹感がします.意外と気温が低かった(予報では最高15度,最低10度)のと,ずっと東からの向かい風だったからかもしれません.ちなみに半袖短パンジャージにアーム&レッグウォーマー,上半身はレインウエア,長指グローブといういでたち.
浜中町は昆布の生産日本一だそうです.あちこちで昆布を干してました.
向かい風でつらい,けど東北海道は楽しい.初めて見る厚岸から向こう側の景色を自転車で走る興奮.大変だけど,走りがいがある.根室を過ぎて納沙布岬まであと少しかと思いきや,さらに風が強くなり進まない.でも,不思議とつらくない.北方領土はよく見えない.
215kmで納沙布岬,望郷の岬公園.北方領土の有名なモニュメントを初めて見た.
この区間はそれなりに大変だった第二区間の100kmでした.

北方領土を見張るかのようなタワーがあるなんて知らなかった.
さぁ,釧路に帰ろう.暗くなってきたのでライトオン.待ちに待った追い風にのってビュンビュン進みます.さっきまですごく大変だった丘越えが,アウターで上れちゃうくらい.第3PCまで長かったけど,調子に乗って休憩なしで行っちゃいました.ここで赤飯たべて,肉まん食べてしっかり補給.意外なことに,Kやさんとお会いしました.すき家で補給をしたそうで,それで追いつけたのですね.いよいよ暗くなる中,浜中町役場に向かいます.
この第三区間の100kmは楽しくはしれました.

いよいよフィナーレ,最後の100km.
往路の厚岸を過ぎてから左目が白くかすんできて,復路の浜中町の手前から右目もかすんできてしまいました.いつもの点状表層角膜炎です.バイザー+アイウエアの二重で目の保護をしましたが,だめでした.しかも復路の浜中町をすぎてからの暗闇がまさに「真の闇」でまっくらけ.かすんだ目には路上の白線しか見えません.対向車のライトが角膜で乱反射して,通りすぎるまで何も見えなくなり,停車せざるを得ません.あまりの暗さに道路の斜度がわからない.使っているギアがわからない.距離感もわからない.おまけに雨が降ってきて,下り坂は超のろのろです.道路の方向は,カーブの方向を示す標識が頼りです.それ以外は真っ黒です.スタートから300kmをすぎても幸い体力は残っていそうです.でも,目が見えません.それと寒すぎです.ちょっとでも立ち止まるとガタガタ震えます.低体温症になりそうです.なんの修行なんでしょう.なんの仕打ちなんでしょう.つらすぎです.でも,Yしださんに早く帰るライダーキャラに仕立てられたので,それを裏切りたくなくて,無用な休憩もしたくありません.前方の視界に集中しすぎているせいか,不思議なことにまったく腹が減りません.のども渇きません.走るだけでめいっぱいです.なんとか厚岸について人工の建造物を見て,すこしほっとしました.あまりの寒さにセブンイレブンにかけこんでカイロを購入.はっっっっ,クレジットカードがない.第3PCで使ったはずなのに,返してもらってないのか?おいてきてしまったのか?他の出場者に預けてもらって持ってきてもらう?いやいや自己責任のブルベでそれはない.送ってもらえるのか?第3PCのコンビニに電話してみるが,「そんなカードは無い」と.ゴールまであと60km,寒くて,暗くて,見えなくて,もう思考停止.冷静な判断ならカード会社に電話してカード停止でしょうが,もうすべて後回しの気分.とりあえず出発しよう.あとは昆布森さえ過ぎれば,慣れ親しんだ白樺台・桜ヶ岡・春採が待っている.44号線から左に曲がって昆布森への山道へ.ここからさらなる試練へ.

なんだかふらつく.左端を走りたいのに,センターラインをはみ出すことしばしば.反射する表示板が人の顔や幽霊みたいに見える.そのうちに,センターラインを見ているはずなのに,見えなくなる.時刻は0時30分を過ぎている.これは,どうやら眠いらしい.睡魔だ.自転車で眠いなんて初体験!これでブルベ人の仲間入り!!・・なんて,喜んでいられない.下りの山道で眠ったら,どんなケガするんだ.ここまで落車してないのが不思議なくらいだけど.
休みたいけど,一桁の気温の山の中で仮眠できるところなんてあるわけないし,24時までに戻れるかなななんて甘く見ていたので,そんな装備も無し.仕方なく路上に立ち止まって,少しでも休みをとる.小径・シングルの猛者ライダーが抜いていったので,すこし目が覚めて走り出したけどペースが上がらず置いて行かれる.
白樺台はまだか~とクラクラしながら進んでいくと,暴走族のような兄ちゃんたちが,バイクを爆音させて乗り回している.こんな夜中に,こんな山奥でである.(後で奥さんに聞いたら,昔からいるよ~って)
おっかなかったけど,からまれずに通過.おかげですっかり目が覚めた.ほどなく,念願の平地に出て懐かしい白樺台へ.
あとはまっしぐらに北大通りへむかう.両目がかすんで,街灯の光が乱反射して,景色は真っ白け.ゴールの北大通りのローソンについたのが,AM2時半すぎ.
ホテルパコでブルベカード提出.
その時!クレジットカードがあった!!!!!!いつもと違うところにしまっていただけだった.疲れで判断力が鈍っていたのですね.あぁ,こわい.でも,あってよかったぁ.
自転車もどこなく,お疲れさまな雰囲気 フロントに見られないように部屋に収容

色々と反省点の多いブルベでした.
装備やライトがぶっつけ本番でした.前もって夜間走行などはシミュレーションすべきでした.
おしりは痛くなりませんでした.
しかし,夜間走行などやってみなくちゃわからないことができて,非常に怖かったけど,対策を立ててリベンジしたい気分です.






2015年6月25日木曜日

冬用の靴 リニューアル

冬用のシマノの防水シューズが優れものだったのですが,4年が経過して一番上のベルクロがくっつかなくなってしまいました.ブリヂストンのセフティバンド(ズボンの裾とめ)を巻いてごまかしていましたが,防水機能も落ちてきたので思い切ってお買い上げ.
SHIMANO SH-MW81
リフレクターが増えて派手になりました.基本的には変わりなさそうです.
氷点下でも30分くらいなら足が冷たくなりません.
夏でも通勤くらいなら蒸れません.優れものです.

2015年6月2日火曜日

4000カロリー

先日のブルベ200km走り終わって,自宅に戻ってメーターをみたら,消費カロリーが4000Kcalを超えていた.
ブルベ中は食欲がわかなくて,かくPCでなにか一つずつしか食べないので,カロリーバランスは大きくマイナスと考えられる.

このメーターの数字自体が何を元に算出しているか怪しくはあるが,4000はびっくり.試しに体重を量ってみるが,大して変わらず1kgも減ってない.

やっぱりカロリー説はうそなんだろうと,自信を深めたのだが,奥さんが「1kg減らすのに7000カロリーなんだよ」と教えてくれて,それなら計算があってしまう.

9時間近く走って,4000kcal消費して500gくらいしか減らせないのを体験すると,ダイエットするなんてなんて果てしなくて,非現実的で,無謀なことなんだろと,遠い目をしてしまいます.

おまけ
今回のブルベの立役者
おしりが痛くならなかったサドルと,目がかすまなかったヘルメット
Paradigm  RL


2015年6月1日月曜日

BRM531薄野200km

ランドヌール札幌さんの初めてのブルべ・・だそうです.記念ステッカーを頂きました.
かっこよいです.

天気予報通りの雨の中,大通りのローソン前に集合.雨のブルべは初めてです.

コースはこちら.
まるで,ワカサカップをめぐる旅でした.

定山渓-朝里,石狩TT1000m,石狩TT5000m,当別-浜益とワカサカップゆかりの地が続々と出てきます.

3回目のブルべにして,ようやくこの出発前の雰囲気に慣れてきました.いろんな自転車や装備を見るのが楽しいです.

7時前ですが,ぼちぼち出発.石山通を南へ.雨脚は強いですが,それほど苦には感じませんでした.
中ノ沢・南の沢をのぼって,硬石山をこえて定山渓へ.速い方二人に置いていかれたり,抜かれたりですが,どうしようもありません.
定山渓のセイコマで通過チェック.ほとんど雨がやんでいたのでシューズカバーを外しました.
上は半袖ジャージの上にレインウエア,下はレッグカバーです.市内の気温が14度くらい,朝里峠に登っていくと気温は10度だったので,雨がやんでもレインウエアを脱げませんでした.

気持ちよく朝里峠にむかい,最後のトンネル抜けて,油断したところで3段くらいのぼって頂上でガッツポーズ.

Wetの下りに,縦溝が掘ってあって,おそるおそる,のろのろと下ります.

5号線から銭函にむかってPC1へ.ここまでは土地勘があったけど,ここから先は知らない世界が待ってます.まずは1000mTTで集合場所になるローソンを曲がって,石狩新港へ.
晴れることもあるけど,まだ時折雨が降ってきます.前にも後ろにも自転車は見えません.そういえば,ロードレースの時も一人で走ることが多かったので,かえって気楽です.
いつのまにか良く通る国道231号線の石狩浜の近くに出て,風が強くなってきました.
今回のコースは前半の元気なうちに高負荷だったので,後半が楽に・・なるはずもなく,100km過ぎると,身体が重たくなるのはいつものこと.頑張って走ろうとか,少しでも速くとか全然思えなくなって,ぼーっとしたトランス状態になり,ここからがブルべの本番って感じです.まだ初心者ですが.

いつもと違うのは,社長が適当に見繕ってくれたボントレガーのサドルが見事に私のおしりにFitしたようで,全ての行動の足を引っ張るおしりの痛みがほとんどありません!
いままで何年も愛用していたセライタリアはなんだったのでしょう.何年も私のおしりに合うように調教したつもりだったのに,それは単なる勘違いだったのですね.
経年劣化がひどすぎて,社長曰く「どんなサドルでも,この古いサドルよりはましだわ」は,大正解だったようです.
厚田のセイコマを目前にして,何故かコースは左にそれてパークゴルフ場やなぞの住宅街(別荘街?)の方へそれて,それは趣のある不思議な風景を楽しめました.
PC2の厚田セイコマでは,前走者もいないし,後ろから来る人もいませんでした.

この後,内陸に向かってヒルクライム開始.この道道11号線がいい感じの狭いけど交通量が少なくて,登ったところからの眺めがニセコに負けないくらいすばらしく,すごく楽しい道路でした.

月形に向かうところでちょっと迷ってタイムロス.新篠津の田んぼの中は追い風でたのしーくはしってPC3へ
おなかを壊しやすいので,いつもは控えるアイスをたべて,元気が出ました.
札幌に向かってふらふらと田んぼの中を走ります..暑くなってきたので,半袖短パンになり,風が気持ちよいです.

迷うことなくサイクリングロードに入って,出るときに迷って一本手前から上がってしまいました.
もどって,正規のルートで薄野へ.
サイクルジャージで薄野の真ん中を通るのがこんなにも違和感とは想像しませんでした.
一言で言うと,恥ずかしかったです.
だから「薄野200km」だったのね,と一人納得.

南2条のローソンでゴール.8時間40分.
受付でお話して頂き,おいしいコーヒーを入れてもらって疲れが取れた感じです.
GIROのヘルメットAir attack shieldは,思ったほど暑くなく,目のかすみもでなくてばっちりでした.

風景がめまぐるしく変わって,風が強い区間もすくなくて,とても楽しく走れました.
なによりおしりが痛くなったのが大きいです.

機材にはこだわるべきと言うのが,あまりこだわらない自分への教訓となりました.