2011年7月31日日曜日

エタップ 旅行記01 札幌~成田

7月に入り,いよいよエタップが近づいてきてあらゆるプレッシャーに襲われる.
ムッシュに色々聞いてはいるが,どうにもイメージがわかない.
なにせ,フランスどころかヨーロッパに行くのが初めて.海外旅行も10年ぶり.輪行で飛行機乗るのも初めて.
フランス語が通じるの?(一応,半年の自学),超級峠を走れるのか?完走できるのか?旅行用意はこれでいいのか??等々.こんなに緊張したのは受験以来じゃないかな,というくらい.
8日新千歳空港で預けるとき,自転車を横倒しにするとしたらどっちが上と聞かれて,あせってしまい最初に反対側を指定してしまった.本当は左が上です.
免責のサインをさせられる.分かってはいるけど,なんか不愉快な手続き.こういうのって手術を受けてもらう患者さんや家族に書いてもらうけど,同じような気持ちになるのでしょうね・・



17時過ぎ千歳発.晩ご飯は成田で食べればいいだろう・・・は間違いであった.
成田空港周囲は真っ暗でびっくり.いわゆる山奥.ホテルの内外にコンビニがなくて,小さな売店のみでろくな食べ物売ってない.ampmが隣のヒルトンホテルにあるとのことで真っ暗な道を歩いて行くがとっても怖かった.有料の大浴場に入って,ようやくゆったりとスネ毛を剃ることができた.
9日
成田空港に8時半集合.空港へのシャトルバスに乗ったまま検問があった.一人一人のパスポートを愛想良くチェックされる.
ずらりと並ぶ自転車
新千歳も成田空港もゴルフバック持っている人多い.集合場所にはすでに自転車のケースが並んでいる.ツアー参加者がぼちぼち集まる.その場で自己紹介.もう来られないと思って参加した後にリピーターになった人が何人かいらっしゃる.荷物チェックの間も話しは弾む.


ちなみに今回使用したケースは,監督に貸して頂いたシーコンのソフトケース.アルミの台座があってそこに前後輪はずしてクイックで固定.ハンドルは横に向けるだけ,ペダル,サドルはそのままでOK.車輪が付いているので空港内などはとても楽でした.
ケースは様々で,段ボール,ハードケース,ソフトケースなどなど.どれも一長一短.
ツアー会社の国際興業は,持ってない人にオーストリッチの車輪無しソフトケースをとりあえず勧めていたようです.

さあ,いよいよパリへ向けて出発.機内では映画炎のランナーを初めて見た.それほど燃える展開ではなかった.寝たり起きたり本を読んだりフランス語会話を聞いたりしているあいだに着いてしまったよ.
インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかもは読みやすくて面白いけど,うんざりしてきた.

2011年7月30日土曜日

ディスクブレーキの音鳴り

マウンテンのディスクブレーキの音鳴りが尋常じゃなくなってきました.
交差点で止まるたびに,前後ともにキーッ!を通り越して,雅楽の不協和音(ギョワワワワァー)みたいで,必ず周囲の注目を浴びます.とくに下り坂から減速して止まるときは最悪です.前後でさらに共鳴し合ってるんじゃないかと思うくらいです.ゆーっくりブレーキをかけると?ある程度までは無音ですが,最後に止まる間際にやっぱり・・です.
何十年も注油してないような古いママチャリでこんな音がするでしょうか,イメージとして.
これまでの対策:ディスクを洗う,ディスクを激落ちくんで磨く.パッドを磨く・・・2割くらい音が少なくなりますが,時間がたつと元通り.走る分には問題ないし,止まることは止まるので放置していましたが,さすがに毎回交差点の注目を浴びるのが苦痛になってきました.
ネットで検索してもあんまりいい答えがないんですよね.

入院覚悟で社長にお願い.
ディスクが5年間の酷使でよれよれになっているのと御診断.ディスク交換・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・音がしない!都合により前だけの修理でしたが,なぜだか後ろの音も半分以上減りました.やっぱり前後で共鳴していたのかな?これで,安心して冬のスパイクシーズンを迎えられるぜ.←もう,今シーズンは終わりか?

2011年7月25日月曜日

インパクト

エタップツアー同行者の方に,リュザルディダンでの写真をいただきました.
我ながら,あまりの年甲斐のない姿にショックを受けてしまい,反省の意味も込めてタイトル写真に採用させて頂きます.

一応ですね,キャラバン隊からグッズをゲットするために目立ちたかったのと,ここはとても寒くて・・・


43才男性が心のそこから楽しんでいるところです.

2011年7月24日日曜日

Congratulation Evans!

2位が続いて,それも秒差だったり,大きく出遅れた時に逃げに絡んだら迷惑だからと集団に戻されたり,アシストに恵まれなくて孤独な戦いだったり,マイヨジョーヌ着たら骨折していたり,もう34才だったりで,さすがに今年は本気でエヴァンスを応援したくなりました.奥さんは美人だけど.

今年も見事にこれまで通りの孤独で不利でお人好しな展開でアルプスに入ってしまいましたが,TTが得意ってすごいですね.
おみごとでした.
あの,苦しそうにダンシングで登る姿が好きなんです.
http://www.cadelevans.com.au/ ←こんな公式サイトがあるって知りませんでした.いきなり音楽が鳴り出すので要注意です.

シュレックさん達は若いから来年以降でいいでしょう.

今週は真面目にツール観戦して楽しかった.
すっかり寝不足で,なんだか体がむくんでいる感じ.でも今日でおしまい.

来週から早起き再開して浮世離れした頭とからだを元に戻して社会復帰しないと.

2011年7月23日土曜日

頂上決戦 ツール・ド・フランス2011 第19ステージ

昨夜の第19Sはまさに場所も状況も頂上決戦で意外な勝者で非常に楽しめました.
・・昨日のでのガリビエ峠は,トンネルを通ったので厳密には頂上ではないですが.


が,それより興奮したのは,テレビ中継見ながら「あぁ,あそこ走ったよ!」とか「こっからきついんだよね~」と実感できたので,片時も目を離すことができませんでした.まさに手に汗握りすぎて,手がふやけるくらい(←栗村さんの名言)
家族が寝静まった後なので「暗闇でぶつぶつと独り言を言うおっさんの図」でした.


エタップの時,特に前半は夢中だったので,景色を覚えていないとこも多かったのですが,ツアーに同行した方の写真のおかげで最初の補給地点手前のロータリーに大きな鹿?がいたとかを思い出せて良かったです.
ガリビエ,ロータレを下ったところの補給地点は,意外と覚えてましたね.「あぁ,ここ,ここ」みたいな.
ダルプデュエズ手前の
テレグラフ峠から選手たちはみんなダンシングでがんがん登って,当たり前ですがレベルの違いを感じたのと,塩生さんがアウター&ダンシングで登っていたのを思い出しました.
一般の外人さんたちもダンシングしてる人多かったですね.


来年以降のツールの中継も,こんな楽しい思いが出来るかと思うとうれしくてしかたありません.


なんだか自慢話ばかりみたいになって申し訳ないです.
もう少し余韻に浸らせて下さい.語らせて下さい.そろそろ現実にすっかり戻ってしまうので・・・


しかーし,今夜はお泊りの仕事です.仕事先にJsports plusはありませんので,この最大の山場をテキストライブでおっかけるしかありません.うぅ,中継見たいなぁ.

2011年7月21日木曜日

エタップ・デュ・ツール Etape du tour2011 参戦



約1週間のフランス旅行から帰ってきました.

エタップ・デュ・ツール L'etape du tour2011に参戦してきました.
エタップとはASO主催で,ツールのステージの一つ,同じコースを一般サイクリストが走るという企画です.国内では国際興業が扱っていて,今回そのツアーに参加してきました.

今年は,明日7月22日に行われるツール第19ステージと同じコースを走る企画で,7月11日に標高2556mのガリビエ峠と伝説のラルプデュエズを一気に走る109kmでした.
左から右へ走ります.まず1級のテレグラフ峠,続いてHCのガリビエ峠,最後もHCのラルプデュエズ.

昨年の11月に申し込みをしてからとうもの,色々準備したつもりではありました.
が,とにかく10年ぶりの海外旅行で,しかもフランスどころかヨーロッパが初めてで,自転車持っての海外旅行も初めてで,アルプスがどれくらい厳しいか想像もできないしで不安だらけな中(こんなに緊張したのは受験以来),職場と家族にご理解をいただき出発できてました.
そして,無事にモダーヌの街でエタップのスタートラインにつくことができました.

そして,無事に走りきることができました.
ゴール後の晴れやかな写真.
この後,脱水と吐き気におそわれました.

ガリビエ峠は,高くて長くて勾配もきつかったですが,走りながら見えるアルプスの山々が想像を絶するほど素晴らしく,登りの苦しさを感じないほどでした.(後でビデオを見ると,ものすごく荒い呼吸をしてましたが・・) あまりにでかくて高い山が,ものすごく近くにあって,遠近感が狂ってしまうような錯覚にとらわれました.
その様子は,一言で言えば「絵はがき」の様です.これ以上は自分の文章力や,コンパクトカメラでは伝えられないです.行ったという事実をお伝えできるのみです.
山頂では,感激に酔いしれてしまい,しばらくおりたくありませんでした.登りも下りも感激で泣けそうでしたよ.
ガリビエ峠山頂

逆に,ラルプデュエズは苦しくてつらくて,さすがツールの名場面を飾るにふさわしい・・と思う余裕すらなく,脱水でフラフラになり意識がなくなるんじゃないかと思うほどでした.景色や,つづら折りのカーブに過去のラルプデュエズを制した選手の名前が書いてある看板の文字を読む余裕すらなく,ただひたすらに倒れてしまわないように登るだけでした.
マイペースで登るだけでこんなにつらいのに,プロは勝負所でこの坂を登るとは,どんな人たちなんでしょうって,身をもって知りました.
ともかくもトラブルやケガ無く(ハムストがつる寸前で)走りきることができて,サイクリストとして最高の経験ができました.

今回の渡航は,エタップ出場が主な目的で,その後のツール・ド・フランス観戦はおまけ程度に考えていましたが,それは誤った認識でした.
第11ステージ観戦では,道路閉鎖直前までゴール手前10kmを走り回ることができて,フラムルージュの下をHTCトレインの気分でもがいてはしってみたりして.
さらに,第12ステージ観戦の午前中には,これまた有名なツール・マレー峠にも自転車で登ることができて,ピレネーの山々の,アルプスとも違う神々しさに思わず拝んでしまいました.
ピレネーの山をバックに.
トゥール・マレー山頂の証拠写真


今回のツアーだけで,超有名な坂(ガリビエ峠,ラルプデュエズ,トゥール・マレー)を三つも登ることができて,オネダン以上の予想以上の充実っぷりでした.
自己満足なんですが・・・おそらく,サイクリストとしての史上最高・世界最高のコースを走れてしまって,自転車に対する価値観が変わってしまうくらいの経験だったと思います.

あまりの出来事を心の中でまとめることができずに,ふぬけになっております.とりあえず時差ボケを直すのも兼ねて,毎日ツール・ド・フランスの生中継を連日見て気持ちをクールダウンさせております.

もう二度とあんな所には行けないかもしれません.
しかし,今後何十年もテレビで中継を見るたびに,絵空事ではなくて,自分が走ったという実感を持ってレースの中継を見ることが出来るのは,本当に嬉しいことです.
ガリビエ峠山頂から.これからあの道を下っていくんだよの写真.
こうやって山頂でしばらく遊んでました.



賞味期限が過ぎないうちにぼちぼちレポートをアップしていきますので,お時間ある時にのぞいてみて下さい.

ちなみに,1週間近くフランスに滞在して,観光地らしいところには一切行っておりません.パリも空港のみです.いわゆるフランス料理もレストランでは食べておりません.スーパーで買ったパンと水で食事を済ませることも度々でした.
・・・・が,自転車乗りとしては,これ以上ないくらいのツアーでありました.

旅行記01 札幌~成田 02パリ~シャンベリー 03ヴィラージュ出走前日 04レース前半 04-2レース後半ラルプ・デュエズ 05移動日 06第11ステージ観戦 07第12ステージ観戦・トゥル・マレ 08帰国

2011年7月13日水曜日

ashita ha kansen

ashita ha tour de france no kansen yotei, tenki ga warui rashii.
dekireba jisou de ikitai tokoro.

mada l'alpe d'huez no tsukare de shokuyoku naku guai warui.

*13nichi asa, yahari ame.dekireba jisou de kansen ni ikitai kedo.
Montauban ni kiteimasu: kino ha 1nichiju wine wo nondemashita.

2011年7月12日火曜日

テレグラフ峠、ガリビエ峠、ラルプデュエズ

エタップ、無事スタート地点につくことが出来た。ツール本番の第19ステージと同じコース、109km 。
ガリビエ峠は天気も良かったし、割と調子良く無理しないで登れて、アルプスの景色が本当に素晴らしくて、降りたくなくなった。
下りは超スリリング。
ラルプデュエズは暑いし、いきなり10%から始まる急勾配で大変!
何とか登りましたが、景色を見る余裕なく、終わってから食べ物も飲み物も受け付けなくて、気を失いそうでした。
自転車の価値観が変わる人生最高の1日でした。

2011年7月9日土曜日

フランスさいこー

フランスはシャンベリーに来ています。
食べ物おいしー。
涼しくて気持ちいー。
昨日は郊外に少し走りに出かけて、それだけで感動しながら高揚してました。
只今、午前3時前。これからエタップ本番に向かいます。
ガリビエ峠とラルプデュエズに挑戦だ!

2011年7月5日火曜日

ピスト(中古)

私のじゃないです.
職場の若い男の子が何を思ったか,これで通勤し出しました.

固定ギアにしてあります.(フリーにもできます.)
乗ってみたい.固定ギアはペダリングがキレイになるとか.

それにしても職場の自転車通勤が増えてきた.しかもロードだのクロスだの,果てはピストですって.
私の個室はいよいよガレージ化してきました.

トレイン通勤で朝からHighな気分

通勤のため旧五号線走行中にMR長クンと合流.
ここはひとつ,若い彼に働いてもらいましょう!先に行っていいよ~.後ろで楽させてもらおうっと.
”タカハシ”トレインで,おぉなんだかいい感じ.誰も見てないけど,注目浴びている気分(妄想).
いいふくらはぎしてますねぇ

しかし,彼はひくことに慣れていなかった.
なんだかプレッシャーを感じたらしく,明らかにペースがおかしい.速いよ.
けっこうついていくのに大変でした.
朝からいい練習になってしまいました.

職場について,エレベーターに自転車ごと乗り込む息を切らしたピチピチパンツのおっさん二人.文章にするだけで暑苦しい.

2011年7月4日月曜日

変速つき自転車でやや遠出

YMCAのイベントに自転車で行ってみたい!
そーかそーか,お父さんが一緒に行ってあげよう.お父さんは電動アシストでらーくらくだよっと余裕カマしていたら,なんだかどんどん先に行ってしまう娘.まだ左右確認が甘いので飛び出し,出会い頭の危険性大.しかし,意外と速くて追い越すのが大変なのが疲れるけど,しっかり乗りこなしているのがちょっと嬉しいような.

自転車に乗るのは好きなんだけど,いつものことですが,決してものすごーく楽しそうに乗るわけではありません.わりと無表情でもくもくと,もくもくと,弱音を吐くことなく,こぎ続けることができるのです.

皆さん,いってらっしゃい,おかえりなさい

今回は豊富のレースに出られなくて残念です.

社会人として仕事があってこそ・・とはわかっておりますが,今回ばかりは,1年でこれだけは,昨年は中止になっちゃったし,ちょっと職場を恨まないでもないわけでもありませんでした.

皆さんのブログを読んで,色んな展開・結果があって,それを読んでちょっとぼやいてみたくなったのです.

仕事で出かけられないなりに充実した週末はすごせましたけどね.負け惜しみじゃないですよ.

体が2つあったらいいのに,と.

ムッシュ,YN田さん ,I宇さんおめでとうございました!