2010年7月4日日曜日

予備校的自転車練習コンセプト

もう25年くらい前になるが,浪人・予備校時代に編み出した自分なりの勉強法を自転車に当てはめてみる.本当は子供に伝授したいところだが,あまり聞いてくれなさそうなので.


「勉強すること」は怠けたい自分との戦いでありました.
「頑張って自分を追い込み,他人より難しい問題が解けるようになる」が理想な気がしていたが,それではすぐに勉強そのものが嫌なってしまう自分.

そうではなくて,本番(受験)にむかって,いかに飽きないで,嫌にならないで,淡々と勉強し続けられるかを工夫することが重要でした.

1.まずは机につく.さぁ勉強するぞとか思うとしたくなくなるので,考える前にとりあえず机の前に座る.勉強して何かを得ようとか思わないで,机につく作業をすると考える.

→まずは自転車に乗る.乗ってからどこに行くか,何をするか考える.
ただし,自転車の場合は全然嫌じゃないから,時間があれば喜んで乗っちゃいますが.

2.難しい高度な問題には手を出さない.Z会とか.それを時間かけて解いても自己満足だけ.本番でそんなに難しい問題はみんなが解けない.それよりみんなが解ける問題を落とすほうが問題.
「基本」とか「基礎」とついている簡単な問題集や参考書をサクサクとすすめる方が,結果として勉強量が多くなるし何となく自信がつく.
あくまで自分レベルの話です.東大目指す人は人より難しい問題解いたほうがいいですよね.

→やたらと高負荷の練習しない.それで疲れが残って翌日練習できなくなるのは逆効果.ちょっと軽めで連日練習に出たほうが日々のリズムができて体調が良くなる.
坂は焦らずに少しゆっくりめで,登りや坂が嫌いにならない程度にする.
質より量ってことで.

3.宅浪はだめ.私の場合,一人でこもると刺激がなく,どんどん自分に甘くなってしまう.効率的だったのは予備校の自習室.
→なるべく練習仲間と走るようにする.

4.模擬試験をなるべく受ける.過去問を解く.実戦に勝る練習なし.
→レースに出る・・・まだ本命レースと調整レースを分けるなんてことはできませんが.

5.消耗品はけちらない.消しいゴムやノートは使い切っただけ実力がつく.特にノートは,使った実感がわくように,罫線枠の大きなもので,かつ30枚の薄いノートを次々に使って,終わった分は見えるよに積んでおくか本棚に並べておく.それを見ることで勉強している実感が沸いて自信になる.
「勉強する」と思わないで「ノートを消費する作業」と考えると,割と嫌にならない.
→ちょっと違うかもしれませんが,安価な練習用ホイールがあると,より気楽に練習に出かけられるようになりました.タイヤも安いのを沢山使うつもりで.

6.常に最新の情報を求めて本屋などに立ち寄る.より効率的で画期的な筆記具や参考書がでてないかチェックする.気分転換にもなる.
→お店に立ち寄って情報収集.先輩達の経験談を聞くだけで速くなれるかも.
ビール飲んで何を話したか忘れてしまっておりますが・・楽しけりゃいいでしょ.

7.朝方にする.本番(受験)は絶対に午前中にある.この時間に頭を働かせるようにしておく.
深夜の勉強は自己満足度が高いけど,勉強量は意外と多くない.
→レースも早朝からことが多い.通勤帰りや夕方の練習はよりゆっくりめでいいかも

長くなったのでこのへんで.

2 件のコメント:

大坪 さんのコメント...

こんにちは。

僕も、自転車競技は受験勉強に似ているなとつくづく思っています。

速くなりたければ、誰よりも練習をする。また、誰よりも効率的な練習を心がける。

すぐに結果には表れないかもしれないが、必ず結果が返ってくるはず。こう思いながら、日々トレーニングをしています。

辛かった浪人の一年を思い出します(笑

いのみちお さんのコメント...

熱いコメントありがとう.

それはそうなんだけど,今回の趣旨は,心の弱い自分が,どうやったら練習を楽しい気分で続けられるかという,若干ヘタレなところにあります.
君のようにしっかりと考えて,かつそれを実行できる体力と心がけと仲間がいれば,ホントはそのほうがいいと思います.

それにしてもお体をお大事に.