競技結果でましたね.
スタート前,ローラー台でアップをしている時でした.
チームテントに興味深そうに近づいてこられた,おじさん.
「競技者なら自転車は自分たちで修理するの?」
「いえいえ.ここは自転車屋さんのチームですから,自転車はおまかせで,私たちは走るだけでいいんですよぉ」
「なるほど,それなら安心だねぇえ」
確かにそう思いますよね.私もそう思ってました.多分,社長自身も思っていたことでしょう.
今思うと,これがドラマの始まりとは.
まさか,まさかの1週目でのパンク!汗まみれで自転車を押してきた(持ってきた)監督の迫力に,何も言えないどころか,近づくこともできず.どうなっちゃうんだろうと,もうお客さんになってしまいました.
「チューブ!」「タイヤ!」の声に,身動きできず・・・・
こんな場面でスパッと部品を取りに走っていった山田さん・秀さんの動きが凄い!社会人として,こういう動きは大切なのですよね.この点,非常に反省しております.
このトラブルのためチームは修羅場となり,緊張しているどころではなくなりました.
キクチさんの「WAKASA CUP」に切り替えだ・・の提案が絶妙で,モチベーションを落とさずに気持ちをリセットすることができました.また,チーム内の競技の体となりワイワイ感が楽しくなりました.
社長が決めた出走順は4番目.
多分,失敗こいても大けが(遅れ)にならない挽回可能な順番ってとこでしょう.ご配慮感謝致します.
今回の写真は,ゆうすけさんによるものです.感謝致します.
他のチームを追う状況ではなく,とにかく自分の力を出すのみ.
思ったよりスピードが出るWAKASA号.
速そうな選手を見つけたらコバンザメの様にくっついて行きます.
ママチャリは,ロードよりドラフティング効果がはっきりわかります.後ろにつくと,楽すぎるかナーと思うくらい.
1周目.6分58秒(確か・・).よかったー.次も走れるぅ.
(どっちかって言うと,仲間はずれにならなくてすんだ・・・というのが正直な感想.幼少期の思い出か?)
マエケンさん,キクチさんは40秒台を連発.林さんは驚異の30秒台.これって,全チームのFastest lapじゃなかろうか.
根拠はないけど,自分も40秒台を目指してみる.でも,いざ出走前になると「今度は遅いんじゃないだろうか」と不安な気持ち.
2周目.確か6分53秒.でも,次はわからない.周回ごとに状況が変わるので,次も50秒台で走れる感じは全くしません.
3周目 6分51秒? うまい具合に速い選手がいて,その後ろで前半の体力を温存できました.
それに,3周目で終わり!と最後の力を出せたのです.
こういう「ここまでは何とかなったけど,次はうまくいくかわからないし保証もない」・・・って,仕事として手術にむかう気持ちと似てるような.
もちろん,手術は失敗できないわけで自転車とは違いますが,心のどこかで似たようなプレッシャーを感じる部分があります.
つまり,自転車競技は手術の鍛錬にもなる!と.
がんばりましょう.
話は戻ります.
昨年までの一般参加の時は,なかなか出走順が回ってこなくて,退屈に感じることもありました.
しかし,今回は違います.一周ごとのプレッシャーがものすごいのです.10秒よけいにかかったら,「遅い」扱いをうけてしまうのですから.
「1周」する間,集中力を持続して,かつケガしないように,自転車壊さないようにと,気を使って大変ですわ.
3周終わって役目を終えたとほっとしていたら,社長・監督の作戦により,なんと名誉な4周目を走らせてもらえることになりました.
すでに怒濤の追い上げで3位を確保できた後だったので,若干気持ちよく走ってくることができました.
今回のドラマをメークした張本人をみんなが指さしている集合写真.
この赤・黄ジャージ軍団で走れて本当によかったです.
天気も良くて最高でした.
この時点では,3位でよかったよかったと,良い雰囲気.
隠れ目立ちたがりなので,いい気になって,表彰式にも出させてもらいました.
さあ,いよいよ表彰台へ.
「3位 はこだてけいりん」
あれ?自分たちの勘違い?もしかして,圏外か?と本気で林さんと心配してしまいました.
結果は良い方の意外な2位.
じゃあ,パンクしなければ20分の差をつけて優勝?
そんなうまいことは起こらないでしょう.まさに雨降って地固まるというドラマを演じる側になることができました.
おごそかに表彰される監督と関係なく談笑してしまっております.
表彰式では「パンクのトラブルから見事に準優勝!」とは,コメントしてもらえませんでした.ふつーに流されました.
今回の銀メダルは,冥土のみやげにしたいくらいですねぇ.
お待ちかねのビール園は,あまりの楽しさにビール・お肉がものすごく進みました.
来年のWAKASAはワンピース軍団になるかもしれません.私はその前にすね毛を剃ることを決意しました.
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