2009 大滝 S-3

そんな小雨で走るには問題なさそう．

C-2のレースを見て，すぐに自分の出番．この辺は昨年の経験があるのでスムーズにスタートラインへ．（昨年は慌ててしまい，空気は入れられないわ，アイウエア忘れるわで・・）

スタートして，豊島さんがぐんぐん加速．先頭を引いて姿を消して行かれました．こっちはそれどころじゃなく，ダンシングでぐいぐい登る米田さんについていくのに必死．昨年よりはコースを把握できていたので，4.5kmすぎまで頑張れば・・と登ります．どんどん抜かれていく割には，前から落ちてくる人がいない・・つまり順位が下がっているという現実から逃避して自分を鼓舞し続けました．あとは下るだけ～と思っても，この下りが長くていやになっちゃう．ここでも追いつかれたり，抜かされたり・・・あまり抜くことがなかったような．自分の順位が分からなくてどう動いて良いか混乱してました．

今思えばですよ，もっと前を追っかけておけよとなるんでしょうが，できてりゃ世話無いですよね．

2周目．

もう登るのも人と争うのも嫌になってしまいました．レースのはずなのに自分のことしか考えられなくなり，言い訳がとめどもなくあふれてきて，これがまさに大滝マジック．脚をつきたくなるほど，脚がつらい！3周目なんてあり得ない～．近くによっしさん，のづさんがいて心強かった・・はずなのに，このお二人にも置いて行かれる始末．

3周目

あと1周！と思うと元気になってきました．心理学の実験にあった終末効果ですね．

2周目後半から，これは空気抵抗をひたすら避けないと最後までもたないなと考え（大滝のレースは登りの力勝負だから空気抵抗にこだわることないかと思っていた自分が甘かったです），登りでもひっつき作戦．おいしそうな宿主をみつけては後ろにくっつく渡り鳥．作戦成功したか？登る元気が出てきました．北大の選手がいいペースだったので，ここにつきいち．若い選手の精気を吸収しつつ，のづさんに先行できました．下りになるとお約束のようによっしさんが，飛び出してきます．北大生となんとなく3人で回っているかのような感じで後方と差を広げます．このときは順位が一桁じゃないのか？なんて思っていたのですが．

P8をすぎて唯一の作戦が炸裂！！！！軽い登りを頑張ってP9に一番で入りました（せこい）．

無事に細道を通り過ぎてほっとした瞬間，よっしさんが先行！あわてて後を追いますが，コーナリングが下手でふくらみすぎて追いつけません．最後の直線，スプリント（らしきもの）を仕掛けましたが，わずかに届かず，でした．

もう力一杯出し切った満足感はあります．登りも下りも最後も出来る限りのことはやりました．終わった後にものすごい吐き気と頭痛が襲ってきましたよ．

しかーし！ベスト10どころか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15位．

厳しいけど，これが実力と受け入れるほかありません．

大滝は登りの脚力と経験も重要ではないでしょうか．

ともかくレースが終わり，減量の必要性が無くなったので，というよりやけ食い気分でカレーをいっぱい食べました．気持ちをママチャリに切り替えて・・・これがまた吐きそうになるんですよね～．

教訓：空気抵抗は透明・無味無臭で気付かないうちに体力をむしばむので気をつけよう．まるで一酸化炭素中毒のように・・ちょっと違うか？

写真はS-2終了直後の，顔面・四肢どろだらけの山田さん．ほんとお疲れ様でした．